2011年8月25日木曜日

各国経済の時間的距離感

中国・・・いわゆる「人口ボーナス(生産年齢人口)」は、2015年にピークを迎える。米国以上に一人当たりのGDP比借金依存はひどい上、社会保障が充実していない中、地方財政は破綻寸前。とは言え、共産党が金融を握り、いつでも金は市場に供給できる。インフレによる人民の反乱(共産党転覆)になるまで、市場には潤沢な資金が供給される。バブル崩壊はそれまでお預けだ。

日本・・・財政破綻はまだ先。財政赤字の状況を考えれば、表面化には5-10年先。震災復興と原発・電力不足の綱引。

欧州(EU)・・・財政危機はまっただ中。今は単なる先延ばしで対応中。ドイツがEUをどこで見限るかが焦点。

米国・・・金融機関を中心に危機到来の気配。中国同様、地方財政が破綻寸前。ただ2012年には大統領選があるため、なけなしの金を使って、財政投資もありうべし。



欧州(2011-2012年)―>米国(2011-2012年)―>中国(2015-2018年)―>日本(2016-2021年)

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