先ず、① 中国から外資が引き揚げるシナリオと、② 中国が外国から資金を取り寄せるシナオリ、が考えられ、①については、やはり対中直接投資額が参考になるだろう。中国の統計がどれほど正しいかは、横に置いておいて、2010における対中国の直接投資(実行金額ベース)が中国商務省から発表されている。それによると、
実行金額 シエア
1.香港 675億ドル 64%
2.台湾 67億ドル 6%
3.シンガポール 57億ドル 5%
4.日本 42億ドル 4%
5.米国 40億ドル 4%
6.韓国 27億ドル 3%
圧倒的に、香港(・台湾・シンガポール)経由の華人マネーだ。その次が、日米韓であろう。
どのくらいの激震になるかは想像つかないが、中国人がよくいっている言葉に「まだ不動産は下がったことがないのですよ」があるが、(これはどこかで聞いたことがあるなと思いながら)バブル期間が長ければ長いほど谷も深いことになろう。リーマンショック以来のものになるかもしれない。場合によっては、共産党政府が転覆するかもしれない。
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