2011年7月7日木曜日

中国不動産バブル崩壊で影響を受ける国は?

先ず、① 中国から外資が引き揚げるシナリオと、② 中国が外国から資金を取り寄せるシナオリ、が考えられ、①については、やはり対中直接投資額が参考になるだろう。中国の統計がどれほど正しいかは、横に置いておいて、2010における対中国の直接投資(実行金額ベース)が中国商務省から発表されている。それによると、
         実行金額    シエア
1.香港      675億ドル  64%
2.台湾      67億ドル   6%
3.シンガポール 57億ドル   5%
4.日本      42億ドル   4%
5.米国      40億ドル   4%
6.韓国      27億ドル   3%

圧倒的に、香港(・台湾・シンガポール)経由の華人マネーだ。その次が、日米韓であろう。
どのくらいの激震になるかは想像つかないが、中国人がよくいっている言葉に「まだ不動産は下がったことがないのですよ」があるが、(これはどこかで聞いたことがあるなと思いながら)バブル期間が長ければ長いほど谷も深いことになろう。リーマンショック以来のものになるかもしれない。場合によっては、共産党政府が転覆するかもしれない。

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