2010年12月9日木曜日

債券相場の悪化

ここ数日、日米欧の長期金利が上昇(債券相場が悪化)している。
共和党がブッシュ減税の2年延長を後押ししたためだ。
それをきっかけに、悲観なのか楽観ムードからか、債券が売られる展開となっている。
これが原因で米ドルが買い戻らされている。

米国債ばかりでなく、安全資産として買われていたドイツ連邦債も長い期間の債券主体に売り圧力を強めている。欧州周辺国の債務悪化により、EUによる支援策が協議されており、ドイツやフランスなどがそのために財政が悪化するのではないかとの懸念が背景にある。

また、米国債も減税策などによる財政への懸念や、将来のインフレ懸念などが材料となっているようであるが、それよりも足元の需給悪化がその要因となっている可能性もある。



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