2010年3月27日土曜日

世界経済の重心がアジアへシフト~中国とインドが牽引するアジア経済のポテンシャル~

3月25日に開催されたHSBC主催の掲題セミナー(講師;HSBC投信投資情報部長 孕石健次氏)で、興味深かったことを以下書き記します。

中国は金融危機後、経済成長モデルの大転換を決定した。
それは「輸出主導型成長モデル」から「内需主導型成長モデル」。

中国のGDPに対する個人消費は40%に過ぎない(先進国レベル60-70%)。
要すれば、10%増えるだけで数十兆円マーケットが拡大する。
(また、貯蓄率も50%超となるが、高い理由は社会保障未整備[教育・老後・病気])

中国政府は消費を促す施策に財政の重点配分を決定。

① 医療保険加入率を2011年までに90%
② 教育無償化を2012年までに
③ 都市部の住宅充実
④ 農村年金
⑤ 戸籍制度変更(農村から都市へ人口移動の促進)
⑥ 消費者金融設立開始

中国の成長は序の口で、先が恐ろしいと感じました。
(不動産バブルが弾けても、成長は持続するという見方)

金利も高くなるだろうし、人民元も徐々に強くなることから、
信用力のある銀行に人民元建ての定期預金が最適でしょうね。

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