今月11日にラオス(首都;ビエンチャン)に証券取引所がオープンした。第1弾として上場したのは国営2社で、同国の銀行最大手、ラオス外商銀行と、ラオス電力公社から水力発電部門が分離したEDL―Gen社だ。外商銀は8000キップ(1キップ=0.01円)、EDLは4700キップの初値をつけ、それぞれ公募・売り出し価格を上回った。
それでは、ラオスとはどんな国か。簡単にまとめてみた。
人民革命党の一党独裁による社会主義国家。国境を中国・ベトナム・タイ・ミヤンマー・カンボジアに接している。人口は6百万人。国土面積は日本の本州に相当。民族的には、タイに近いラオ・ルーム族が60%を占める(タイ語が通じる)が、60の民族がいる。宗教は小乗仏教。歴史的に、タイ・中国・フランスの影響をうけ、今は中国・韓国の経済進出が目覚ましい。一人当たりのGDPは1700ドル。経済成長率は昨年7.8%増達成。ベトナムのドイモイ政策の影響を受けて資本化政策を取っており、2011-2015年で8%以上の成長率を目指している。
注目すべき点は以下の点だ。
① 外資誘致に積極的(中でも日本には以下の事業を優遇する用意がある。ロジ・植林・輸出用電子部品・直行航空便[日本からは現在タイかベトナム経由] ・南部高圧送電線・高速道路・観光・医療・大学・教育・太陽光・不動産開発)
② 真面目・おだやかなで豊かな民族(ベトナム人以上)で、ワーカー年10万円(管理職70万円)と安い。但し、プライド高く、離職率高い。経理は分からない。
③ 税金が安い(法人税8-10%、個人所得税5%、配当税5%)
④ 外貨管理がされていない
⑤ 外人も不動産(但し99年使用権)の売買可
⑥ 政治的に安定しており、治安も良い。
もっと詳しく知りたい方は以下のHPへのアクセスをお薦めする。
http://www.investlaos.gov.la
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