昨日中古住宅販売が予想に反して良化した。
ここ数カ月数字は下げ止まり、むしろ若干良化してきた。
WSJによれば、フロリダのような東側の州に多い裁判所を通して競売を行う州よりも、
カリフォルニアのように西の州に多い裁判所を通さずに競売を行う州の回復は早いと見ている。
とは言っても、競売による市場への供給は2013年にピークをむかえると言う。
これにより、今後18カ月の間に8%程度、住宅価格は値下がりすると予想されている。
一方、住宅ローン債権の不良債権化については、2008年末レベルまで回復してきた。
ただ、気になるのは競売に掛っている債権は横ばいの状況。
つまり、依然大きな爆弾を引きずっている状況が続いている。
これらが、住宅ローン貸し渋りの原因となっているわけだが、
FRBが銀行から住宅債券の買取を行う等、住宅市場へのテコ入れを行うことを示唆しているが、
どの程度の効果があるのか、注目したいところだ。
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