2011年1月5日水曜日

米雇用者数 12月分

今週金曜日発表の米雇用統計を前に、民間ADP社が12月の雇用者数が297千人にジャンプし、明るい兆しを示した。また、チャレンジャーグレイ社の発表も、米景気回復に明るい兆しがあることを示した。

Private-sector employment jumped a record 297,000 in December, according to Automatic Data Processing Inc.’s employment report released Wednesday, in what could be a signal that the recovery is finally adding jobs at a meaningful clip.(Market Watch)

米 雇用コンサルティング会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが5日まとめた2010年年間の米企業の人員削減数は、前年比59%減の52万 9973人で、13年ぶりの低水準となった。業種別にみると、09年の年間削減数が最多だった自動車関連は、10年の削減数が約1万6000人と前年比 91%減。09年の削減数が3番目に多かった産業製品関連も、10年は約2万6500人と同79%減少した。
一方、09年の削減数が自動車に次いで多かった政府系機関・非営利団体は、削減数の減少幅が同17%にとどまった。地方政府などの財政悪化が背景にある。チャレンジャー社は政府系機関について「大幅な人員整理が11年も続く可能性が高い」とみる。
民間企業は雇用を増やし始めているとはいえ、政府系機関の削減数を相殺するには弱いと分析。失業率は年間を通じて高止まり、10%へ再び上昇する可能性も残るとの見方を示している。(日経電子版)

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