「現実」から生まれる「期待」が「現実」を動かしている。最近、はっと気付くとそのようなことが自分自身の中にも頻繁に起こっていることに思い知らされる。
経済指標が良い数値が出ると、出た数値以上の「期待」が相場を動かし、現実離れする。また、ネガティブな数値が出ると、悲観的な現実ではありえないレベルまで相場を下げてしまう。
相場の上昇には疑いをもつ市場参加が多いのでゆっくりと上昇するが、下降ではみな一致して失望するので急下降がパターンとなる。
市場では「実態」、すなわち「本源的な価値」とよばれる理論値が語られるのだが、これからの乖離に着目として相場を張ってくる人種がいる。オポチュニティ系の逆張りファンド。(自分自身でオポといいながらその仕組みを分かっていない人もいて、単に悲観的なキャッシュフロープロジェクションからはじき出した値段をぶつけて自己満足している)
どこにその現象が現れるか、やはり金利水準、厳密にいえば各信用レベルごとのスプレッドの差、あるいは、恐怖指数だ。それらを同時並行的に見れば分かりやすい。または、金融機関の姿勢をヒアリングすれば、大方見当がつく。
相場をやりながら重要だと思われることは、「どんな状況になっても如何に自分自身が冷静にいられる」かだ。
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