本日、太陽ASGグループ主催の講演会を聞きました。前半が東短リサーチ・加藤出氏によるもの、後半が東大教授・伊藤隆敏氏によるもの。アポの関係で、後半のみ参加しました。骨子は以下の通りです。
① 危機は終わり、どのくらいのスピードで回復するかに焦点。
② 米国経済は底入れしたが、回復に時間掛る。二番底はない。
③ 中国は不動産バブル。人民元の緩やかな切上げと総量規制で、ソフト・ランディングを計るしかない。
④ 日本の金融・財政政策余地小さく、デフレ継続、輸出頼みが続く。成長の源泉を外需から内需へ変化させるのは困難。資源価格上昇すればスタグフレーションの懸念。
⑤ 日銀がデフレ継続を考慮していること自体問題。打てるべき手を出し惜しみ。もう手遅れかもしれない。
⑥ 財政問題についても、税収が予算の半分まで落ち込むことは、何かおかしい(異常事態)がまだ大丈夫(あと5年程度か?)。しかし政府の向いている方向が逆(民間意欲減退するような政策のみ)であることが大きな懸念。
⑦ 国内でいいものを高く売るほかない。成長産業は、農業・教育・医療介護・金融・観光。
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