今回は中国の対外投資(FDI)がどのようになっているかを探ってみた。バブルが弾けるかどうかは、マネーサプライを見る限り、やや遠のいた感はあるものの、実態を知っておくに損はないだろう。
本年6月1日付け人民網によれば、中国のFDI残高はアジアと中南米に最も集中している。
08年末現在のアジアの中国FDI残高は1313億2千万ドルで全体の71.4%を占め、
中南米は322億4千万ドルで17.5%を占めた。
特に地縁や人の縁があるアジアは、中国資本の域外企業の数が最も多く、中国のFDI残高も最も多い。
とはいえ、最近は資源分野の投資や投資先国の市場参入緩和政策などの後押しを受けて、対アフリカFDIが伸びが最も大きい。
09年末現在、アジアの中国FDI残高は1855億4千万ドルで全体の75.5%を占め、中南米は306億ドルで12.5%を占め、アフリカは93億3千万ドルで3.8%を占めた。欧州は86億8千万ドルで3.5%、オセアニアは64億2千万ドルで2.6%、北米は51億8千万ドルで2.1%だった。
つまり、激震はアジア・中南米・アフリカで起こると。
案外、豪州は軽傷で済むかも知れない。
投資対象として、先ず豪ドル預金は良いかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿