米住宅着工 ３月分

米 商務省が19日発表した３月の住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で54万9000戸となり、前月の改定値に比べて7.2％増加した。前月比では２カ 月ぶりの増加となったが、前年同月比では13.4％減にとどまった。米住宅市場は依然として低迷した状態が続いている。

　３月の住宅着工件数は市場予測の平均（約52万戸）をやや上回った。主力の一戸建ては42万2000戸で、前月比7.7％増だった。

　地域別にみると、中西部や西部が好調だったのに対し、南部は振るわなかった。

　住宅着工に半年程度先行するとされる「着工許可件数」は、59万4000戸で前月比11.2％増となり、３カ月ぶりのプラスとなった。前年同月比は13.3％減。市場予測の平均（約54万戸）は上回った。（日経電子版）