その1.流動性の存在
その2.それが増加傾向か
経済(企業)が成長過程において、必要なものは潤沢な資金(流動性)だ。一言で言えば、成長の「手段」だ。これが政府、金融機関、国内外の投資家等から供給されるが、たとえ、金利が上がったとしても、それを上回る資金が供給されるパイプが何らかの形で確保されていれば、成長を持続させることが可能と考える。今の中国の状況がこれだとつくづく思う。
その3.ポテンシャルな資金需要が存在するか
その4.付加価値の創造が認められるか
ただ、同時にエネルギー資源・食糧・人件費も高騰するので、要すれば、インフレも起こるので、
それに打ち勝つ、そして追加資金を獲得できるポテンシャル(人口増加・消費増加・産業基盤整備・技術革新等)な需要があるかどうか、それを見極める必要がある。現実が需要を超える空想にかけ離れた時にバブルが形成され、崩壊へいく。本質的な需要で淘汰される。付加価値を創造しなくなった時、調整がはじまる。
流動性がなかったことが成長の芽を摘むことも過去何度となくあった。ベンチャーがいいものを持っていたとしても、お金がないばかりに消えてしまった会社は数限りない。また、金があるばかりに、死に体でもゾンビが生き延びている。戦後の日本、財閥解体後資本家がいなくなった状況で、政府主導の金融資本(行政)を中心に、高度成長を作り出した。このポイントは見逃している人が極めて多い。
0 件のコメント:
コメントを投稿