中国共産党は今月15-18日に中央委員会の全体会議(5中全会)を開催。胡錦濤総書記(国家主席)ら最高指導部が交代する2012年秋の党大会をにらみ、重要政策や人事の調整を本格化する。最大の注目点は「ポスト胡錦濤」の最有力候補と目される習近平国家副主席が今回、党中央軍事委員会の副主席に選ばれるかどうかだ。これは昨年見送られた人事で、順風満帆と言えなかった。また、5中全会は2011年から始まる次の5カ年計画の最終的に決める場でもある。5年で労働者の賃金を2倍に増やす収入倍増計画は、計画の目玉として内容を詰めていたが、内部で盛り込みに反対する意見が強まっている。これは最近の景気減速を鑑みて計画の未達成に終わった時の民衆の怒りを恐れてのこと。一方、人民元問題、景気対策問題等、2012年まで政策不変という声も強いのは事実。
0 件のコメント:
コメントを投稿