パリバの島本さんが大分前からおっしゃっていたことですが、中東欧向け債権が焦げ付き出し欧州系商業銀行が不良債権を増やす見込みで、貸し渋りによる実体経済への波及が心配となってきた。ドバイに始まり、先週からギリシャ・スペインできな臭い。中東オイルマネーがロンドンのシティを経由して、ドバイ等中東諸国・中東欧諸国・サブプライム、CMBS等の証券化商品で運用されていた。リーマンショック直後は投資銀行を中心にロスが実現したが、いよいよ商業銀行が保有する債権に及んできた。米国ほどガラス張りになっていない欧州は半周遅れでロスが実現しよう。
さて、今回のギリシャはCDSが一頃の倍となっている。CDSの上昇率が高くなった国(たとえば、ドバイ・アブダビ・カタール・ギリシャ・アイルランド)は既に新聞でも時々出てきていた。そのたびに、ユーロとポンドが売られる。資金の逆流現象。予想していない思わぬサプライズが信用収縮を招くので、これからが要注意だ。やはり外貨準備を持っているところは最後には勝つのか?
先週後半ユーロドル金利もややしっかりしてたのは信用収縮のきざしか?これからもFRB・ECB・バンクオブイングランドは金融緩和継続でしょう!
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